スマホやパソコンを使う事が多くなったり、コンタクトレンズを使用する人が多くなったことで、「ドライアイ」となる人が増加しています。
ドライアイとは、涙の病気であり、涙の分泌量が不足したり、涙の質のバランスが崩れることによって涙が均等に行きわたらなくなり起こります。その数は2,200万人ともいわれています。
 
涙は実は血液を原料としていて、成分は大半が水分で、そのほかに油分や栄養分などが含まれています。
目はこの涙に表面を守って貰っています。涙の働きによって目の角膜に酸素や栄養を供給したり、ゴミや老廃物を洗い流したり、細菌などの異物の侵入を防いでいます。
 
ドライアイは、涙の分泌量が減り起こる場合と涙の油分が不足し蒸発しやすくなることで、涙が乾きやすくなっている場合があります。
涙の油分は上図のマイボーム腺から分泌されます。何らかの原因でマイボーム腺の働きが低下しドライアイを発症することもあります。
ドライアイの原因として、①まばたきの減少があります。パソコンや携帯電話など凝視するとまばたきの回数が減り、まばたきの回数が減ると涙の分泌を促す涙腺の刺激が減り涙の量も減ってしまいます。②エアコンなどによる空気の乾燥。オフィスや家庭での冷暖房によって、湿度は乾燥しやすくなり、空気が乾燥すると目の表面の涙も蒸発しやすくなります。③そのほか、加齢等によって引き起こされます。
 
ドライアイを予防・解消するために、普段の生活でまばたきを意識したり、空気が乾燥しないように加湿器を使用する事は大切です。
その他に、自宅でもできるドライアイ対策として、
①目の周囲をマッサージする。これは、目の周囲にある涙腺と経穴(つぼ)を刺激してすることで、涙の分泌を促します。
②蒸しタオル・煎り塩パック(作り方は当院の『家庭でできるお灸教室』でご紹介しております。両眼を覆えるくらいの長さに調整して作ってみてください。もしくは、小さく作って二つ使用するのもいいです。こちらを参照してください)。涙には、油分が含まれると言いましたが、目の周りを温めてあげる事で油分の分泌を促し、涙を蒸発させにくくします。また疲れ目をリラックスさせる効果もあり、一石二鳥です。